胆石の治療

胆石の治療は、胆石の存在が判明してもすぐに治療というわけではありません。慌てたり、過剰な心配で手術したりすることは逆に体調を崩す可能性もあります。治療は主治医とよく相談することが必要で、その過程は、経過観察、症状の治療、そして原因の治療という順序になります。

胆石の治療(詳細)

・経過観察
痛みなどが出るとすぐに治療ということになりますが、通常は無症状です。胆石の大きさや数などによってどのように変化するか年に1回程度の割合で検診して確認します。胆石の大きさが大きくなっていたり、数が増えている場合は治療方法の検討が必要になります。

・症状の治療
急な腹部の激痛(疝痛発作)などでは、まず痛みを緩和させるか、抑える治療が必要があります。痛みを緩和させるには、鎮痙薬(ちんけいやく)という抗コリン薬などを使用します。

疝痛発作は胆石が胆のうや十二指腸の乳頭部の出口などを塞ぎ平滑筋の収縮痙攣によって起こるため、消化器の働きを抑えることで痛みを緩和するのが目的です。しかし副作用として全身の平滑筋の活動を弛緩させるため、物が見えづらくなったり眩しくなったりすることがあります。

胆石のイメージ

痛みを抑えるには鎮痛薬という非麻薬性鎮痛薬や非ステロイド性消炎鎮痛薬を使用します。鎮痙薬による処置をしても痛みが治まらない場合に用います。痛みそのものを抑えるため発作の予防的な効果にはなりません。疝痛発作が繰返される場合は、胆管や胆のうを悪化させる懸念があります。医師と相談して早期の治療が必要になります。

・原因の治療
治療方法には大きく分けて2通りあります。1つは手術により胆のうを除去する場合です。もう1つは胆のうを残したままにする方法です。残すか残さないかは胆のうの状態によっても異なります。

手術には開腹手術と腹腔鏡下胆のう摘出術があります。詳細は手術の項を参照してください。

胆のうを温存したままの方法は、溶解療法と体外衝撃波破砕療法があります。溶解療法は、薬の服用で胆石を小さくして除去します。これは長期間の薬の服用が必要で、一旦消滅しても再発する可能性があります。

体外衝撃波破砕療法は、衝撃波を胆石に集中させて破砕させる方法で、胆石の大きさが20mm程度、3個までが対象です。場合によっては破砕した胆石が詰まってしまうこともあります。さらに再発する可能性もあります。

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